離婚一般

「夫を立てない」妻へのススメ

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夫を立てない妻の「あるある」

〇〇の前で悪口を言う

知人の前で夫の悪口を言う

例えば、家族ぐるみの付き合いのある友人などと一緒に食事をしたとしましょう。「立てない」妻は、必ずと言っていいほど、会食の場で夫の悪口や夫への不満を口にします。「もう、この人ったら、全然家事や育児を手伝ってくれないのよ。」といった程度ならまだましです。

さらにエスカレートすると、「家では娘にも口をきいてもらえない。」と、家族の中で夫の地位が低いことを推測させるようなことを言ったり、「最近、加齢臭がひどくって。洗濯しても落ちないのよ~。」と、イジメにも似た口撃に発展することもあります。

親族の前で夫の悪口を言う

夫や妻の親族が集まる場でも、夫への不平・不満が止まらない妻もいます。夫としては、自分の両親に夫婦不和を悟られたくない、心配をかけたくない、という気持ちがあります。

しかし、妻はその気持ちを知ってか知らずか、夫の両親の前でも口撃を緩めません。あなたの息子は稼ぎが悪いと言わんばかりに生活に余裕がないと訴えたりします。もっとエスカレートすると、夫の両親の前で夫婦喧嘩をふっかけてきたり、何とか繕おうと夫が話しかけると、それを無視したりします。

もちろん、妻の両親の前では、もっと言いたい放題です。そのうち、妻の両親も一緒になって口撃がはじまり、夫はたまったものではありません。

職場の後輩や同僚の前で夫の悪口を言う

そして、一番夫のプライドを踏みにじるのが、職場の人の前での口撃です。夫にしてみれば、職場は自分の聖域でもあり、自己実現のステージでもあります。そこに妻が土足で入ってきて、「この人、きっと職場でもみなさんにご迷惑をかけてるんじゃないですか?うちでも厄介者ですから。」と同僚の顔が引きつりそうな口撃を始めるのです。

夫は、「こんなこと、俺たちに聞かれたくないよな。。。」と言わんばかりの同僚の同情にも似た表情を見て、余計にプライドが傷付けられるのです。

また、そもそも、会社の同僚を家に呼んでこないでくれと言う、夫が無理やり連れてこようとすると、家を留守にする(もしくは自室から出てこない)といった戦法に出る妻もあります。確かに、会社関係の接待を家でされるのはたまったものではありません。妻としては気が重いのも分かります。ただ、夫の出世やメンツのため、何回かに一回は協力してもいいのではないでしょうか。

子どもの前で悪口を言う

これも夫にとっては、とてもつらい状況です。「パパは〇〇だから、頼んでも無駄!」「〇〇ちゃんはパパに似なくてよかったわね~。」「絶対、お父さんみたいな人と結婚しちゃだめよ。苦労するから。」といった口撃からはじまり、子どもの前で夫を叱ったり、一方的に家事をいいつけたりと、妻の方が力が強いことを子どもに認識させることにもなります。

大事なことを相談しない

家族には、いろいろな節目で相談して決めていかなければならないことが出てきます。例えば、子どもの進路や高額な買い物などです。「立てない」妻は、こういった大切なことも、事後報告で済ませる傾向にあります。

中には、妻の方が決めるための知識を多く持っていることもありますので、妻が決めること自体に問題はないのです。問題は、事前の相談をしないことや、「私が決めて当たり前」という態度にあります。

子どもファーストの免罪符

子どもがいる場合、「立てない妻」は子どもを過保護なまでに大切にし、何よりも優先しようとします。例えば、子どもが希望するままに高額な習い事をいくつもさせていたり(しかも、夫に相談なく)、高いものを買い与えたりします。

また、夫と子どもがテレビのチャンネルを争ったとき、夫と子どもが夕食の最後の一切れを取り合ったとき、夫と子どもがどちらが先にお風呂に入るか言い争ったとき、全ての場合において、子どもに軍配を上げるのも「立てない妻」の特徴です。

また、子どもの塾や習い事の送迎をアッシー君さながらに夫の任務にしてしまうという特徴もあります。

立てない妻の心理

謙遜

一番控えめな理由が「謙遜」です。日本人はとても奥ゆかしい民族ですので、自分の夫を「私の夫、素晴らしいでしょ。」、なんて言えるわけはありません。そのため、人前ではついつい夫の謙遜をしてしまい、それが悪口へのエスカレートする場合もあります。

力の誇示

特に専業主婦に当てはまりますが、「家」以外に自己実現の場を持っていない人がいます。仕事をしていなくても、夢中になれる趣味があったり、友人とのお付き合いに熱心な妻はまだ大丈夫です。

しかし、家が全て、家族が全て、という妻にとって、自分を表現したり、誰かに評価してもらう場所は家しかないのです。そのため、「家では私が主導権を握っている」ということを誇示したくなるのです。誰からも評価されない寂しい妻の抵抗なのかもしれません。

軽蔑

単純に夫を尊敬できず、軽蔑する気持ちから悪口につながっている人もいます。ついつい友人の夫と比べたりして、「あたなはどうして〇〇さんみたいに稼いでこれないの?」、「ほんと、パッとしない見た目よね・・・」と、夫のことを上から目線で非難してしまうのです。

夫の心の変化

知らんぷり

友人との集まりの際、「うちの夫、家事や育児を全然手伝ってくれないの~。」の段階では、夫も「そんなことないだろ~」と笑って応じられます。

あまり頻繁でなく、程度の低いディスリであれば、謙遜文化の日本の夫は受け流すことができるのです。

違和感

しかし、妻の悪口が程度を増してくると、さすがの夫も「言い過ぎじゃないか?」と違和感を持ち始めます。

妻がここで夫の違和感に気付ければいいのですが、大抵は気付くことができず、エスカレートしていってしまうのです。

怒り

次は、違和感を通り越して、怒りを感じるフェーズに入っていきます。

ただ、夫としては、悪口を言っている妻に対し、みんなの前で不満をあらわにするには、逆にかっこ悪く感じたりします。

そのため、夫は、その場はぐっと耐え、みんなと別れた後に「みんなの前であれはやめてくれ」と怒りをあらわにすることになります。

不満の感染

「みんなの前で悪口を言われる」たったそれだけのこと、、、と思うかもしれません。しかし、夫にとって、それは男のプライドの根幹を揺るがされることでもあります。

また、夫を蔑ろにする妻の行為は、家庭生活の至るところにも潜んでいます。そのため、夫の不満はいろいろなことに感染し、「もう妻とはやっていけない」という結論に結びつくことになるのです。

夫を立てない妻へのススメ

挽回はきかない

いきなり離婚を切り出された妻は青天の霹靂です。確かに身に覚えはありますが、だからといって、すぐに離婚と結びつけられても受けいれることはできません。

そして、今まで当たり前だと思っていた夫婦の関係を修正したり、これからは「〇〇はしないから」と言って修復を図るかもしれません。しかし、夫は既に妻に愛想をつかしています。人間関係の力動からしても、押されると引きたくなるものです。そのため、「挽回はきかない」と思った方が賢明です。

「立てる」は夫のためならず

夫を立てることは、まわりまわって妻に+プラスとして返ってきます。

例えば、お子さんの前で夫の悪口を言うのをやめ、「パパはこんなこともできる、パパはこんなことがすごい」とほめてみたり、「〇〇はパパのおかげだよ」、「〇〇はパパに相談してからにしようね」と夫を立ててみてください。

お子さんはきっとパパが大好きないい子に育ちます。

父子がなかよくしてくれると、実は、母の負担はぐっと減ります。

父子で出掛けてくれば、母は自由時間を得ることができます。

また、母子関係が密着していると、子どもの成長と共に精神的にしんどくなることがありますが、「父」というガス抜きの相手がいれば、母子関係そのものが楽になります。

立てられない妻の夫へのススメ

妻に満足感を

夫を立てない妻の根幹には「寂しさ」や「満足感のなさ」があったりします。自分が楽しく生活できていたり、家族から認められていると実感できれば、夫への不満も減ると思います。ですので、そんな妻の気持ちを汲み取り、少し自分も変化してみる努力をしてみてください。

夫婦関係の大部分は「鏡」だと思うのです。

最後通告の前に忠告を

いきなりの最後通告は妻にとっても酷です。離婚を言い渡す一歩手前で「このままだとまずいよ」という真剣な警告を出してあげてください。気付くチャンスを与えるのも夫の度量ではないでしょうか。

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