一般の方にとって、調査会社や探偵会社は決して身近な存在ではありません。しかし、離婚問題が勃発した際、ときに調査会社や探偵事務所の力が必要になるときがあります。
このコラムでは、総合探偵社ガルエージェンシー渋谷の加藤さんとの対談をお届けします。
小泉（以下「小」）：ガルエージェンシーは全国各地に事務所がありますよね。１つの大きな会社の支店のような感じなのでしょうか。
加藤（以下「加」）：いわゆるフランチャイズをイメージしていただければと思います。各事務所は独立していて、費用体系等もそれぞれです。
ガルエージェンシーは探偵学校があり、その学校を卒業した者でないと調査を担当できませんので、その点では一定の質が保証されていると言っていいと思います。
調査会社や探偵事務所は、自分の事務所所属の調査員だけではなく、場合によって協力関係にある事務所からヘルプしてもらうのですが、ガルエージェンシーの場合、どこからヘルプに来てもらっても、その探偵学校を卒業した調査員がやってくるので安心です。
小：先ほど、同じガルエージェンシーでも費用体系も異なると仰っておられましたが、ガルエージェンシー渋谷はどのような料金体系になっているのでしょうか。
加：弊社の料金の特徴は、調査員ひとりにつきいくら、という料金体系ではないところです。
小：確かにそれは珍しいですね。よくあるのは、調査員１人につき１時間いくら、みたいなのが決まっていて、それに人数分をかけるというようなやり方で料金が決まるように思います。こういう料金体系というのは、何かメリットがあるのでしょうか。
加：例えば、ホテルやアパートなど、調査対象者が滞在しているビルを探し当て、そこから出てくる写真を撮りたいとします。そんなとき、出入り口がひとつであれば問題ないのですが、出口が２つも３つもあるようなマンションもあります。
そういった場合、調査員の増員が必要になりますが、その場でいちいち「調査員を増やすと、ご案内した金額より上乗せになってしまいますが、いかがいたしましょうか。」と依頼者の方に連絡を取っていては間に合いません。そのため、弊社では、何時間でいくらといった料金体系にしています。
また、通常の場合、調査員の人件費に加えて、車両や調査機材の費用を別途請求されることも多いのですが、弊社の場合、そういった車両機材費など調査経費も含まれています。
小：確かに、探偵さんの料金体系ってHPなどで見ただけではなかなか分かりにくいんですよね。
加：確かにそうですね。「浮気をされたかもしれない」と動揺した状況で複雑な料金体系を見ても理解するのは難しいですよね。見た目の安さに惑わされないのが大切だと思います。
小：ほかにも、依頼するにあたって、料金で気を付けておくべきことを教えていただけますでしょうか。
加：例えば、「証拠を取れなければ無料」とうたっている探偵事務所があるのですが、そういった場合は、証拠が取れたときは高額であることが多いです。後は、パック料金になっていて、早い段階で証拠が取れたとしても、残りの料金の返金がないケースもありますので、契約の前にしっかりと確認されることをお勧めします。
小：そのほか、ガルエージェンシー渋谷さんの特徴を教えていただけますか。
加：最初の相談から調査員が担当するところです。中には、カウンセリングはカウンセラーや事務員が行うという探偵事務所もあります。しかし、実際に現場に出る調査員が依頼者様からお話をうかがい、必要な情報を得た上で、調査計画を練らなければ、必要十分な調査計画になりません。
弊社の場合、調査員がご相談から同席しますので、過不足のない調査計画をご提案させていただけます。
小：調査を依頼される方の中には、裁判などで証拠として利用することを目的とされる人もいると思うのですが、その点はいかがでしょうか。
加：そうですね。配偶者と離婚するつもりはないけれど、不貞相手と別れてもらうために証拠が欲しいと仰る方もおられますが、離婚裁判や不貞相手への慰謝料請求で証拠として使いたいという方もおられます。そのため、裁判資料や証拠としてもお使いいただけるような結果報告書を作成しています。
小：一般の方にとって、調査会社や探偵事務所というのは馴染みのないところではありますが、適切な場面で適正な価格で利用していただければと思います。今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。
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