離婚一般

離婚は早い方がいい4つの理由

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弊社に離婚相談に来られる方の中には、離婚そのものに迷っておられる方が少なくありません。

「離婚した方がいいようにも思うけれど、子どものことを考えると決断できない。」

「相手に愛情はないけれど、離婚を切り出されるとかえって『うん』と言えない。」

本当に様々な理由や事情を抱え、みなさん悩んでおられます。

そんなご相談に対し、「離婚した方がいいですよ。」もしくは「離婚しない方がいいですよ。」というアドバイスはできません。

なぜなら、それは、ご本人が決めることで、相談役ができることは情報提供や問題の整理だけだからです。

ただ、やはり中には、「離婚するなら早い方がいいのでは・・・。」と言いたくなるケースもあります。

今日は、早く離婚した方がお得な理由をお伝えしたいと思います。

1 経済的理由

1-1 婚姻費用と養育費の差

婚姻費用とは、夫婦が共同生活を送る際に必要な生活費のことです。

そして、離婚協議の際に問題となるのが、別居をする際の生活費です。

夫の方が収入が高いケースが多いですので、夫から妻に婚姻費用を渡す場合がほとんどです。

そして、夫婦に子どもがいる場合、夫は、別居している妻と子どもの生活費を支払うことになります。

一方、養育費は、離婚後の子どもの生活費です。そのため、養育費には、妻の分の生活費は含まれていません。

つまり、夫にしてみれば、離婚が成立するまで、妻の生活費まで面倒をみなければならないのです。

そのため、早く離婚を成立させ、子どもの養育費のみの支払いにした方が、夫としては経済的メリットがあるといえます。

1-2 離婚したくない妻

先ほど書きました婚姻費用と養育費の関係からすると、離婚したくない妻にとって、早く離婚を成立させる経済的メリットは何もないように思われます。

しかし、そうでもないのです。

離婚したい夫に対し、妻が対抗できるのは、そんなに長い期間ではありません。

というのも、もし夫が有責配偶者でない場合、一般的には、3~5年も別居すれば、いくら妻が離婚したくないと主張しても、裁判離婚が可能だと言われているからです。

そのときになって、渋々離婚条件の協議に応じたとしても、妻は何も強いカードを持っていません。

しかし、初期段階であれば、「今すぐ離婚してあげるから、財産分与や養育費を上乗せして」と要求する余地があるのです。

1-3 弁護士費用

夫婦同士で協議をしている分には、特に費用はかかりません。

しかし、協議が長引き、夫婦のみでの解決が困難になったとき、弁護士の力を借りることになります。

そうなれば、何十万(時には100万円以上)という弁護士費用が必要になってきます。

確かに、弁護士さんは、最後になたを振る力を持った方々です。

そのため、依頼するのに多額の費用がかかるのは、ある意味当たり前なところもあります。

しかし、もし、夫婦だけで話合いが可能なのであれば、弁護士費用を財産分与や養育費にまわすという選択でもいいのではないでしょうか。

2 心情的理由

離婚協議はとても疲れます。

ときに怒り、憎しみ、感情が高ぶります。

しかし、ふとした瞬間に、どうして自分はこの人を選んでしまったんだろう、今までの人生は何だったんだろう、と自分を責める瞬間もあります。

また、子どもに申し訳ない気持ちになったりもします。

家裁調査官時代、調停を重ねる度に、顔色が悪くなる人、覇気がなくなっていく人をたくさん見てきました。

最後にはうつ病で入院してしまった人も一人ではありません。

お金より何より大切なのは、心身の健康です。

つらい時期は短い方がいいのです。

3 将来の再婚機会

離婚当時、多くの人が「もう結婚はこりごりだ」と思うようです。

しかし、平均寿命は長くなるばかりです。

若い人はもちろんのこと、既に子どもを育てあげたような世代の方でも、再婚の可能性があるのです。

結婚はしなかったとしても、パートナーとして人生を一緒に楽しんだりすることもできます。

離婚協議が1年、2年と長引くということは、そういった機会を1年、2年となくしていることになるのです。

4 子どもの福祉的理由

親の離婚は、子どもに少なからず影響を及ぼします。

もちろん、悪影響ばかりではありません。

親のけんかを見なくて済むのは、とても大きなメリットです。また、いつも暗い顔をしていた親が悩みから解き放たれて幸せそうにしている姿を見るのも、子どもにとっては嬉しいことだったりします。

しかし、不仲な親が離婚できずにずっと争っている状態というのは、子どもにいい影響を与えることは何一つありません。

百害あって一利なしです。

例えば、争いが長くなれば、相手への不満も募ります。

そんなとき、子どもに相手の悪口を言ってしまったりしないでしょうか?

長引く調停から帰宅した際、暗い顔でため息をついてしまわないでしょうか。

子どもは、そんな親の様子をよく見て、肌で感じ取っています。

また、せっかく別居しているのに、親が電話で争っているのを聞いてしまうかしれません。

そんな状態の中、明るい気持ちで学校や幼稚園に出掛けられるでしょうか。また、別居親との面会交流を心から楽しめるでしょうか。

離婚協議が長引けば長引くほど、子どもが親の紛争に巻き込まれるリスクが高くなります。

そのため、子の福祉の観点からは、やはり早期解決がとても大切なのです。

5 まとめ

ここまで、早く離婚を決断した方がいい理由について書いてきました。

確かに、どんなにメリットが分かっていたとしても、どうしても離婚を決断できないという方もおられると思います。

そもそも、「まだ好きだから」という気持ちは、どんな金銭的メリットも勝てない感情かもしれません。

しかし、「かたくなさ」はときに自分が幸せになるチャンスを逃してしまうこともあります。

色々な条件を踏まえた上で、ご自身の納得のいく決断をしていただければと思います。

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