離婚を迷っている方へ

離婚を切り出されたときに本当にやるべき3つのこと

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配偶者から「離婚してほしい」と言われたら、あなたはどうしますか?
唐突すぎてまったくの「晴天の霹靂」の方もいるかもしれませんし、薄々気付いていて「遂にきたか・・。」という方もいるかもしれません。
どちらにしろ、離婚を切り出された方としては、「知らんぷり」は得策ではありません。また、大切なことを考える前に、「不倫、慰謝料」、「養育費、支払わなくて済む方法」などと些末なことをネットで検索したところで、余計な情報に惑わされるだけです。
 今回は、離婚を切り出された場合の「考える道筋」を提案します。

   1 相手の気持ちをしっかり聞く

1-1 相手が話し終わるまでしっかり聞く

まずは、なぜ相手が離婚したいと思うに至ったのか、しっかりと聞きましょう。離婚する夫婦の中には、驚くほど意思疎通ができていない夫婦が多いものです。けんか腰の会話や言い争いではなく、落ち着いて話し合いましょう。
とはいうものの、落ち着いて話をするのは意外と難しいもの。そこで、「これだけ守れば最低限大丈夫!」という方法をお教えします。
それは、「相手が話し終わるまで口を開かない。」ということです。
簡単なようですが、意外とこれができないがために話合いが不毛に終わっていることが多いのです。よくテレビの討論番組でも、いい大人が他人が話しているのを遮って話す姿が見られますよね。あの種の番組は一種のパフォーマンスも大切ですし、ディベートの場でもあるので、夫婦の話し合いと比べることはできませんが、みっともないですし、議論が深まるどころか雰囲気が悪くなっていくのが分かると思います。相手が話し終わるのを待ってから口を開きましょう。

1-2 説得しようとしない

説得しない、というのも大切です。特にモラハラ系の方(自覚している人もいることと思います。)は、ついつい相手を説得してしまいたくなりますので注意が必要です。

妻「あなたが育児を手伝ってくれないのが嫌なのよ。」
夫「だって育児は君の仕事だろ。俺は外で稼いできてるんだ。」
妻「でも、初めての育児は不安で大変なのよ。しかも、育児は土日だって休みがないのよ。せめて土日は手伝ってよ。」
夫「俺が土日も休めず体を壊したらこの家はどうなるんだ。君は一家の大黒柱に土日も身を粉にして働けというのか。」
妻「そこまでは言ってないけど・・。」
夫「俺は家族全体のことを考えて言ってるんだ。君も分かってくれるな。」
妻「・・・・・。」

これでは、妻の不満は募るばかりです。この不満の積み重ねが妻に離婚を決心させた例を何度も見てきました。 会話で説得しようとしたり、相手に勝とうとしてしまうと、相手の気持ちを聞いたことにはなりません。

   2 相手の気持ちを見極める

また、聞いていく中で、相手の本気度もはかりましょう。
謝ったり、何かを改善すれば考えなおしてくれるレベルなのか、それとも既に心は決まっているのか、その見極めが大切です。
もし、相手があなたの気持ちを試したり、いつものけんかの延長で「離婚」を切り出したのであれば、まだまだ修復は可能です。
相手の気持ちをしっかりと聞き、改善すべき点を考えましょう。
しかし、相手の気持ちが変わる余地がなさそうであれば、「自分はどうするのか。」を考えていくことになります。 相手が別居を含めどこまで今後の生活設計を計画しているのか、その計画は現実的であるのか等を聞いたり考えたりすることで、相手の本気度がはかれます。

   3 自分の気持ちを見極める

相手の気持ちが見極められたら、次は自分の気持ちを見極めましょう。
一体自分は離婚に応じる気持ちがあるのか、それとも、決して応じられないのか。はたまた、どちらかに決めるのもできない状態なのか。
離婚を言い渡されたときというのは、意外と動転するものです。薄々気付いていたって、それが現実となるとまた違うものです。
じっくりと自分の気持ちを考えていきましょう。
何をどう考えればいいか分からない、一人では決められないなんていう場合は、離婚カウンセリングもおすすめです。

3-1 離婚に応じる

自ら望まなかったとしても、「ここまできたら離婚もやむを得ない。」と考える人は多いものです。その場合は、是非、相手と誠実に離婚条件について協議してください。「自分が損をするのではないか。」「子どもと会えなくなるのではないか。」等といろいろな心配があると思います。そんなときは、納得のいく離婚をするためにも、法律的な疑問点を解明すべく、弁護士の法律相談を利用するのもいいと思います。協議の際には、「今の自分のこだわり」も大切ですが、「このまま協議が整わなかったらどうなる。」という将来予測の考え方もとても大切です。この点をしっかり教えてくれるのも弁護士さんです。

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3-2 離婚には応じない

相手が何と言おうと離婚には応じない、という姿勢もありだと思います。たとえ裁判になったら婚姻関係が既に破たんしていると判断される事情があったとしても、自分の納得を追及するのも一つの方法です。しかし、この場合は、「裁判になれば離婚は認められてしまうだろう。でも、今はどうしても自分から離婚に応じる気持ちにはなれない。」という結果に対する理解があることが前提です。人の気持ちは算数のように正解を出せません。どう考えたって理不尽だし損をする結果が待っているとしても、その選択しかできないときがあるものです。

   4 まとめ

以上をまとめますと、①相手の気持ちをよく聞く、②相手の気持ちを見極める、③自分の気持ちを見極める、④正しい将来予測を持った上で態度を決める、というのが離婚を切り出されたときの大切なことになります。どんな結論を出すにしても、一番大切なのは、「自分で決断した。」という能動感です。「〇〇させられた。」という受動的な決め方だと、いつまでたっても前を向いて進むことができません。是非、離婚カウンセラーや弁護士などの第三者の力も借りながら、納得のいくまで考えてみてください。

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